ブルーム-ノボテスト、日本法人25周年で盛大にパーティー
- 投稿日時
- 2024/11/27 18:00
- 更新日時
- 2024/11/27 18:00
ブルーム-ノボテスト
機上測定の分野で提案幅を広げるブルーム‐ノボテスト(ドイツ)の日本法人(山田亨社長)が設立25周年を迎え、JIMTOF開催期間の11月9日に都内のホテルオークラでパーティーを開催した。
ブ社は、工作機械のテーブル上でワークや工具、温度状況などを効率・自動的に測定する「機上測定」の世界的カンパニー。日本法人設立25周年を祝い、ドイツ本社から創業者と現社長が来日したほか、主要顧客でパートナーでもある工作機械関連メーカーからは、ファナック、オークマ、牧野フライス製作所ら大手の社長が参加し、それぞれ祝辞を述べた。
席上、創業者のギュンター・ブルーム氏は、日本市場がいかに魅力的だったかを述べ、「日本法人設立時はまだ会社が小さく、登記に相当苦労した」などとエピソードも交え述懐。「でも1974年に日本人の女性と結婚し、日本人のメンタリティも良く分かっていて大丈夫だった」、「ともに一から歩んだ山田さん(日本法人現社長)の功績に感謝したい」などと続けた。
また歓談の途中、「日本法人設立を最初に祝ってくれたのが松浦機械製作所さん、だから営業の第一歩も松浦さんだった」などと明かした。これを受け松浦機械製作所の松浦勝俊社長は「最初に営業に来ていただいた25年前のことはよく覚えている。ブルームさんも私どもも、同じファミリータイプの会社。現社長のアレクサンダー・ブルーム氏とは、(当社本社がある)福井名物の越前ガニでなく、なぜか豚しゃぶを食しながら経営の悩みを語り合った」と当時をユーモラスに振り返り、「私どもが日本でのファーストフレンドかもしれないけど、今やブルームさんはたくさんの日本のフレンドに恵まれている。25年の節目を機に益々のご繫栄を」と、日本語と英語で述べた。
■新社長に朝尾氏
四半世紀にわたり日本法人を牽引した山田亨社長は、会場の招待客に深く謝意を示しつつ、後進に道を譲る旨、挨拶した。新社長には取締役経営企画室室長の朝尾信之氏(42歳)が来年1月1日付で就任する。山田社長は本紙に対し「私が社長になったのも42、3歳。当時の私とちょうど同じ年齢の新社長にバトンを渡すことになった」と目を細めた。山田社長には1999年(設立時)の高級ワインや、ゴルファーの聖地とされるセントアンドリュースでのプレー権付き旅行券が渡され、長年の労がねぎらわれた。
(2024年11月25日号掲載)