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最上インクス、薄板伝熱フィン 品揃え充実

投稿日時
2022/09/28 09:00
更新日時
2024/08/19 13:21
パイプ・配管外側巻き付けフィン(左)とパイプ・配管・流路内側挿入フィン

 精密薄板試作・量産プレス加工を受託する最上インクス(京都市右京区、鈴木滋朗社長)は今春、薄板フィン「スタンダードフィン」(202012月発売)にパイプ・配管外側巻き付けフィンとパイプ・配管・流路内側挿入フィンを追加した。この薄板フィンは部品に後づけして効率よく放熱できるのが特長。サイズ展開が豊富で1個から量産まで対応する(ECサイトは10個から)。
 用途として多いのは工場で熱を発する配管などで、大手自動車メーカーからの問合せもあるという。鈴木社長は「エネルギーの再利用、循環型社会を目指すなかで自社の工場の環境負荷を減らそうとして注目されるようになったのでは」と見る。
 同社は昨年12月までの1年半にわたり三重大学とスタンダードフィンの性能向上のための共同研究を実施。今年7月からは内側挿入フィンの共同研究を始めた。また放熱した熱を電気に変換するための研究を数社と共同で行う予定という。

2022925日号掲載)