用途に応じた動物モチーフの全46アイテム
ベッセルは5月10日、同社ブランドから動物をモチーフにデザインした「セーバーソーブレード」全46アイテムを発売した。同社は昨年2月から動力工具用ソーブレードメーカーの福知山興業と資本業務提携を行っており、これまでベッセルが窓口となってブレードを販売してきた。5月からはベッセルブランドとして、ソーブレードの販売を開始する。
開発にあたっては「選定方法がわからない」「工具箱で混ざると探しづらい」など、ユーザーから集めた要望を仕様に反映。高速切断やしなりカットが可能な「チーターブレード」、剛性に優れ力強い切断が可能な「ライノブレード」など、それぞれの製品が持つ性能・特長とモチーフにする動物のイメージを一致させることで、視覚的にも見分けがつきやすくした。用途がわかるアイコンと、製品情報にアクセスできるQRコードを消えにくいブレードの根元に印字したことで、塗装がはがれても仕様が判別しやすい。
ラインアップしたのは刃厚0.9ミリで切断時の抵抗が少なく各種金属を高速切断できるチーターブレードのほか、解体作業を重視した曲がりにくい1.27ミリの厚刃仕様のライノブレード、先端極細形状で狭い箇所の切断に向く「リザードブレード」など。高耐久、高速切断、低価格の三拍子そろったソーブレードを実現するために、それぞれの切断対象に適した刃の形状や山数、長さなどを選べるよう46アイテムを取りそろえている。
コバルトハイス鋼とバネ鋼のバイメタルを共通して採用。刃の強度と柔軟性を両立しつつ、耐久性も高めている。標準価格はチーターブレードが1枚550~1000円、ライノブレードが1枚740~1090円、リザードブレードが1枚720~920円(税別)。
(2022年5月25日号掲載)