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寺岡精工「世界初」一体型MAPトレーシーラー

消費期限延長でフードロス削減

 寺岡精工はインテックス大阪で9月初旬に開かれたフードストアソリューションズフェア2024で、業務効率化や脱炭素に関連する新製品を多数展示した。
 計量器内蔵の「PKGシリーズ」3マルチピッキングカートは、ピッキングと同時に数量チェック・照合を行うことで個数の取り違えなど作業ミスを防止。「幅480㍉とスリムなためネットスーパーや通路の狭い倉庫で活躍する」(同社)
 展示の目玉として、一体型MAPトレーシーラー「LX―5600」を初公開。パック内の空気を食品保存に適したガスに置換し包装するMAP包装は、消費期限の延長が可能だが、大掛かりな設備や広いスペースが必要なため、小売店舗内で製造・包装する現場では普及が進んでいない。「LX―5600は計量、ガスフラッシュ包装、トップシール、自動値付け機能を一体化した世界初のトップシーラー。フードロス削減だけでなく、計画的な生産と在庫管理が可能になり、店舗運営効率化に繋がる。金型がワンタッチで着脱できる設計のため交換が容易で作業性が高く、国産メーカーであることも強み」(包装事業部営業グループ 有本政人氏)
 他にもペットボトル減容回収機「ボトルスカッシュ」に、キャラクターデザインを施しゲーム性を備えた新モデル「スカッシュ君モデル」を展示。マスコットキャラクターの音声ガイダンスと抽選ゲームで、消費者参加型のペットボトル再利用を促進する。また、回収本数やCO2削減量を数値化した「見える化モニター」も登場。効果を実感しやすく、リサイクルのモチベーションアップにつなげる。

2024925日号掲載)