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新東工業、力覚センサ「ZYXer」

ロボット大手3社に正式採用

 新東工業(名古屋市中村区)の歪ゲージ式6軸力覚センサ「ZYXer(ジクサー)」(=写真)が、国内大手ロボットメーカ3社(デンソーウェーブ、川崎重工業、ファナック)のオプションとして正式に採用された。研削やバリ取り作業、部品のピッキングや嵌め合わせ、ねじ締め作業など様々な用途に活用できる。
 人の手指の感覚により動きや力を変えるような作業は、反応精度や応答速度の課題などからロボット化が難しいとされてきた。そうした課題の解決策を導くのがZYXerだ。機械特性・電気特性は力覚センサ業界で最高水準。3軸(XYZ)の荷重と各軸周りのモーメントを高精度に検知できるため、単純作業はもちろん、熟練者が行うような高い精度が求められる作業の自動化も実現できる。
 多軸干渉性が良いので押し当て軸からの影響が少なく、倣(なら)い制御にも最適。定格モーメントが大きいため、高速で動くアームロボットへの導入が可能となり、サイクルタイムの短縮も可能だ。



(2020年11月25日号掲載)