THKは11月8日、ケージずれ防止機構付きクロスローラーガイド標準タイプのラインナップを拡充する一方、センターレールタイプをカタログ標準品として追加すると発表した。クロスローラーガイドは精密ローラーを直交させて保持したケージを専用レールと組み合わせた構造で、有限ストロークの動きの軽い直動案内。独自のラックピニオン機構を備え、ケージずれが無く正確に動く。半導体製造装置をはじめ電子部品の製造装置や光学測定器などに向き、OA機器および周辺機器の需要も見込む。
カタログ標準品としたセンターレールタイプは取付の簡略化や装置のコンパクト化を実現する。既存のVR形に比べローラー数を増やし、基本定格荷重・剛性が大幅に向上。長寿命になった。
(2023年11月25日号掲載)