消費電力とGWPを7割削減
オリオン機械(長野県須坂市大字幸高246、TEL.026-245-1234)は省スペース設計の空冷式精密空調機「PAP10C」「PAP10C-SR」を5月1日に発売した。3次元測定機や微細加工機を扱う工場などに向く。
前モデル(PAP10A1)に比べ設置スペースを20%、体積を11%低減した。冷媒はR32を採用し、地球温暖化係数(GWP)を約68%削減(R410と比較)。凝縮器を2つ設けその排熱を利用するヒートポンプバランス制御により、消費電力は2.0kWと一般的な精密空調機(ヒータPID制御)の3割ほどに抑えた。定格処理風量7?10m3/min。 従来より5℃高い周囲温度40℃まで運転可能で暑さの厳しい夏場でも使用できる。
(2023年5月25日号掲載)