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サンドビック、新被膜の鋼旋削用材種

サンドビック(株)

耐摩耗性と工具寿命が向上

 サンドビック(コロマントカンパニー=名古屋市名東区上社1-1801、TEL.052-779-8510)は、鋼旋削用材種「GC4425/GC4415」を発売した。単一方向に密集した結晶が切削領域に対して、強力な耐熱バリアを形成する「Inveio.コーティング」をさらに改良して被膜した。結晶成長方位を改善し、安定性をアップした加工性能のほか、耐摩耗性と工具寿命を大幅に高めた。
 塑性変形への耐性、良好な靭性を両立した新しい母材を採用。「表面に向かうにつれて、コバルト含有率を高めることで高い安定性を実現した」という。断続加工における性能も向上。チップ逃げ面に施した金色のTiNコーティングにより、容易に摩耗状態を確かめられるようにした。



(2020年11月25日号掲載)