ワルタージャパン、鉄系ワーク向けポジチップブレーカー発売
- 投稿日時
- 2022/08/10 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:18
長い突き出しの内径旋削加工に高い安定性
ワルタージャパンは、鉄系ワーク向け中加工用ポジチップブレーカー「MP6」の販売を開始した。MP6は、中加工用途におけるポジすくい角と、荒加工用途における安定型切れ刃の特徴を併せ持つポジ旋削チップブレーカー。「ランド付き切れ刃により、鍛造ワークや断続切削などの難しい加工における安定性を高めつつ、18度すくい角のチップブレーカーで中加工領域における良好な切りくず処理を実現した」(同社)
また、薄肉ワークなどの加工においても、オープンなブレーカー溝によりビビりを防止。切り込みの深さが大きい場合でも切削抵抗を低減できるため、突き出しが長く不安定な内径旋削加工などにも適した仕様となっている。ストレート切れ刃をもつCおよびT形状のチップは、ボーリング工具の面取りチップとしても使用が可能。
標準的な切削条件範囲は、送り0.1?0.35ミリメートル、切り込み深さ0.4?4ミリメートル。最新の「Tiger・tec Gold」材種「WPP10G」/「WPP20G」/「WPP30G」で、幅広い鉄系旋削加工において、工具寿命の延長と高いパフォーマンスを発揮する。
(2022年8月10日号掲載)