トーヨーエイテック、ミネラルキャスト採用の横形内研
- 投稿日時
- 2024/11/05 18:00
- 更新日時
- 2024/11/05 18:00
高精度安定加工、新たな歯車研も
トーヨーエイテックは、振動減衰性の高さで知られるミネラルキャストを採用した横形内面研削盤「THG-35C」を開発した。現行機を発展させた新モデル。新開発のクロステーブルのX・Z軸にフルクローズド制御を採用し、ベッドにはミネラルキャストを採用。高い振動減衰性と優れた熱安定性により、高精度で安定した加工を導く。新開発の歯車研削盤も含め11月5日からのJIMTOF2024で披露する。
THG-35Cは工作機械主軸などの長尺ワークに対応するチャックタイプの横形内面研削盤。長尺ワークで課題になる芯出し作業を自動化する機能を備え、先述のミネラルキャストの採用と合わせて高精度加工を熟練作業レスで行う。デザインも改め、機内への寄りつき性を高めて作業性を向上。操作盤を2画面化し操作性も上がった。
歯車研削盤「TGG-26-2W-HS」も開発。小径砥石を採用し、最高毎分1万3500回転の砥石軸と同6000回転のワークヘッドで小径歯車も高能率で削る。ATCで摩耗した砥石を自動交換することで長時間加工に対応。チャックとテールストックは工具なしでワンタッチ交換でき、歯面割出し装置の位置調整も自動化するなど歯車研削のスループットを高める機能を盛り込んだ。
(日本物流新聞2024年10月25日号掲載)