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デンヨー、水素式の発電機開発に着手

デンヨー(株)

デンヨーの45kVA水素専焼発電機(左)とクボタの3.8L水素エンジン

クボタ製水素エンジン使用

 デンヨー(東京都中央区)は928日、クボタが開発を進める産業用水素エンジンを搭載する「水素専焼発電機」の研究・開発に着手したと発表した。関係法令や水素インフラの整備といった課題はあるが、早期の市場投入を目指す。
 水素専焼発電機は水素だけを燃料とし、燃焼時にCO2を排出しない。デンヨーは可搬形発電機のボリュームゾーンである45kVAのディーゼル発電機をベースに開発を進める。
 運搬が容易な可搬形発電機は工事現場やイベント会場などで電力を供給するために広く使われている。ただ、ディーゼルエンジンを搭載したものが主流で、昨今のカーボンニュートラルを巡る国内外の動きに逆行する。

20221010日号掲載)