THK（東京都港区芝浦2-12-10、応用技術統括部AE部=TEL.03-5730-3865）はあらゆる方向の荷重を負荷できる、回転精度が高いローラーベアリング「クロスローラーリング」に「総ローラータイプ」（RUV、RBV、REV、RAV、RAUV、RBUVの6製品・計172形番）を追加した。

これまでのクロスローラーリングは90度のV溝形状の転動面に円筒ころがスペーサリテーナを介して交互に直交配列されている構造だった。新製品はスペーサリテーナがないことで使用ローラー数が増えるため高剛性かつ高負荷能力をもつ一方で、既存のリテーナタイプと同一寸法のため容易に置換え可能。半導体製造装置やロボットなど特殊環境要求が高い分野などに向くという。

（日本物流新聞2025年5月25日号掲載）