eve autonomy、国内空港初 成田・貨物倉庫にレベル4自動搬送導入
- 投稿日時
- 2026/03/16 09:00
- 更新日時
- 2026/03/16 09:00
eve autonomyは2月19日、ANA Cargoの成田国際空港内の拠点において、芙蓉総合リースと共同で手掛ける自動搬送サービス「eve auto ReFine」の実運用を開始した。国内空港の航空会社貨物上屋において、自動運転レベル4の貨物自動搬送が導入されるのは国内初となる。
導入場所はANA最大規模の貨物上屋「ANA Cargo Base+」内の第7貨物ビルと第8貨物ビルの間。フォークリフトによる搬送業務を自動化し、業務の省人化を実現する。昨年8月の実証実験では、1時間あたり最大24スキッド分(約4800㌔)を搬送し、「1日2時間程度の作業量の省人効果があることを確認できた」(ANA Cargo オペレーション企画部 オペレーション企画課 課長の大山和紀氏)とする。同社は削減した業務量を昨今取り扱いが増えている半導体や医薬関連のハンドリングに振り分け、人員を増やすことなく付加価値の高い物流網の構築を目指していく考えだ。
eve autoは、段差や坂道、雨天、夜間といった厳しい環境でも無人搬送を実現し、「24時間稼働が求められる施設での運用が可能」な点が特長。現在、全国約60拠点・約100台が稼働する。今回の導入について同社 代表取締役CEOの星野亮介氏は「空港領域は初めての取り組みであり、既存の延長線上ではない新しいチャレンジができる領域だ。将来的には制限区域内への進出や既存の車両ラインナップに留まらない展開を含め、更なる挑戦を続けていきたい」と述べた。
ANA Cargoは今後、羽田空港への展開や台数増車も検討するとしており、eve autonomyにとっては航空物流分野での本格的な事業拡大の足がかりとなる。

eve autonomy代表取締役CEOの星野亮介氏
(日本物流新聞2026年3月10日号掲載)