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安川電機、自動車ボディーの塗装支援に

可搬40?sのオープナーロボ

 安川電機は、塗装用途オープナーロボット「MOTOMAN?MPO40」を発売した。塗装ブース内で塗装ロボットと協調しながら、エンジンフードなどを開閉する。可搬質量40キログラム、最大リーチ4550ミリに設計した。
 自動車ボディーの塗装工程に使用する。壁掛設置方式を採用したことで、ブース側面、上方へのロボット設置を可能にした。塗装ロボットの近くで動作しつつ、塗装ロボットの作業領域に入らないことで、作業効率の向上と高密度配置を図った。塗装ブースのコンパクト化やラインの短縮につなげる。
 自動車ボディー前後にあるエンジンフードから、テールゲートまでアクセスできる。ライン上に留まっている、ライン上に移動しているボディーに対して、走行機構なしで開閉動作できるのも特長。上下ストローク2000ミリ以上を確保していることから、近年販売台数を伸ばしているSUVタイプの車両など、テールゲートの開口可動式が広いボディーであっても、高い位置までテールゲートを引きあげることで、内側の塗装を容易にした。
 販売価格はオープン。日本国内での防爆仕様の認証を得ているうえ、「要望に応じて、欧州、米国、アジアなどの海外防爆仕様の認証を行っていく」という。

2021725日号掲載)