スター精密、小径向けスイス型自動旋盤を発表
- 投稿日時
- 2026/09/25 10:51
- 更新日時
- 2026/09/25 10:53
データセンター・人型ロボの需要増に対応
スター精密は9月7日、スイス型自動旋盤SBシリーズの新製品として、最大加工径13㍉の「SB-12RⅡ」を発表した。医療機器やAIデータセンター向けのコネクタ、ヒューマノイドロボット関連など小径精密部品の加工向けに、2027年春以降、国内外で順次販売する。本体定価は860万円。
SBシリーズは2003年の発売以来、累計販売台数が3万台を超える同社のベストセラー機。新製品は従来機「SB-12R type G」の後継に当たる。今回は正面加工用刃物台の回転工具の最高回転速度を引き上げ、サブ主軸と背面回転工具のモーター出力を強化した。サブ主軸で把持できる部品長も最大80㍉から105㍉に広げ、多様化する小径部品のニーズに対応する。機体の奥行きは1095㍉で従来機よりも約10%削減し設置性も高めた。
同社 常務執行役員 機械事業部長の増田文雄氏は、米中市場を中心にAIデータセンター関連の需要が急増しており、冷却装置向けなどの小径精密部品加工が主軸移動型自動旋盤の業績を強固にしていると説明。一方、今後の販売戦略については、「ヒューマノイドロボット関連が次に大きな需要の波を作り出すドライバーになる」(同事業部 営業部 部長の鶴田大介氏)とみる。特に関節部などに使われる細長い部品の加工に本機がマッチするとし、小径・高精度加工分野の新たな主力機種とし、年間240台の販売を目標とする。

SB-12RⅡで加工したサンプルワーク
(日本物流新聞2026年9月25日号掲載)