サンドビック・コロマントは10月1日、汎用フライスカッター「CoroMill」に鋼加工用チップを追加した。従来ラインナップしていたステンレス鋼、耐熱合金向けチップに鋼加工用が加わったことで加工領域が広がる。加工安定性の向上が図れる防振機構付き円筒シャンクホルダも追加した。
CoroMillは肩削りや正面フライス、溝加工など様々なフライス加工に対応する汎用性の高いフライスカッター。追加された鋼用チップはブレーカの最適化でパフォーマンスと寿命を高め、厚みを一定に保つことで欠けを防ぎ軸方向の切込み量に左右されない安定した性能を発揮する。
防振機構付き円筒シャンクホルダは質量が後方に集中する構造を採用。振動の抑制効果を高めつつ、先端に内蔵した制振機構との相乗効果で加工安定性を高め、工具寿命や精度の向上が期待できる。
(日本物流新聞2025年10月25日号掲載)