後付け設置可能
THKは4月5日、円筒座標型モジュール「MLS」(=写真)の受注を開始すると発表した。MLSは伸縮/昇降/旋回の単純機構を組み合わせたボルトオンタイプ(ボルト締めだけで連結できる機構)のモジュール型ロボット。「各モジュールは独立構造で取り回しに優れ、既存設備への後付け設置が可能なため、人手に頼っていた単純作業の自動化を簡単かつ迅速に導入ができる」と言う。設置スペースに制限のある場所やクレーン作業を伴う大掛かりな据付工事ができない場所などへの設置に向く
既存設備の自動化ニーズは、製造業の働き手不足も相まって高まりを見せている。MLSの可動部の基本構造は伸縮(500?_メートル)/昇降(200?_メートル)/旋回(300度)の3つの単純機構を組み合わせたシンプルなもので、専用のプログラム言語を学習することなく普段から使い慣れているPLCで操作が可能。ティーチングの工数も削減できる。
(2023年4月25日号掲載)