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i-PRO、1500超の組合せから選べるカメラ

投稿日時
2023/02/15 09:00
更新日時
2024/08/19 13:22
光学モジュール(下)、インタフェースモジュール(左)、SoCモジュール(右)

モジュール化で1台から注文可、3日で出荷

 防犯カメラ国内大手のi-PRO(旧パナソニックi-PROセンシングソリューションズ)は123日、都内で会見を開き、撮像部の形状や画角、焦点距離や通信方式などを1500通り以上の組み合わせから、現場の用途に合わせてユーザー側が選択できるモジュール型のカメラ「moducaシリーズ」を発表した。
 BTOBuild-to-order)パソコンのカメラ版をコンセプトに、映像を取り込む光学モジュール、取り込んだ映像を処理するSoCモジュール、処理した映像や情報を出力するインタフェースモジュールの3つのモジュールと、必要に応じて金具やケースを組み合わせることで、最適なカメラを1台から注文できるようにした。モジュール化により10台未満の注文であれば3営業日以内の出荷と、短納期対応も可能となった。また、モジュールの接続もコネクターをつなげるだけで、最適なカメラ構成へユーザー自身が組み立てることも可能。SoCモジュールに搭載するプロセッサはAI処理にも対応しているものもあり、今後市場が拡大するとみる画像処理AIへの活用も狙う。同社・モジュールカメラ事業部の塚原伸一事業部長は「23年後には年間200億円の売上をめざしていきたい」と話す。
 価格(税込)はケース付きの標準モジュールシリーズ「Cマウントタイプ 2メガピクセル レンズなし」で56100円。

2023210日号掲載)