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大阪どてらい市に1.2万人、目標6%上回る143億円売上

投稿日時
2025/07/31 09:00
更新日時
2025/07/31 09:00

株式会社山善

【写真左】山善・岸田貢司社長
【写真中央】をくだ屋技研・奥田智社長
【写真右】西川産業・西川正一社長

展示商談会「大阪どてらい市」(販売店84社が主催、出品メーカー357社)が、745日にインテックス大阪で開かれた。例年より短い2日の会期だったが12619人が来場、目標の135億円を6.2%上回る1433282万円の売上を記録した。

開会式では主催店代表の西川産業の西川正一社長が「大阪どてらい市という50年続く商いの場を共有し、今後のビジネスチャンスを共有するために大いに連携、協働、協業してユーザーの皆様に現場の課題解決をリアルで体感していただこう」と語った。

出品メーカーを代表してをくだ屋技研の奥田智社長は「どてらい市の魅力は人との縁。目標達成に向き合う表舞台の一方、舞台裏で繰り広げられる非効率的な人間模様が魅力だったりする。私自身も駆け出しのころから多くの方に出会い、支えられ、育てられた。一人一人にどてらい市への想いと思い出があり、このプラットフォームに集まって共鳴する。まさに青春だ。50年後も語れる燃えに燃える瞬間を、進取果敢に共に駆け抜けよう」と話した。事務局本部を代表し山善の岸田貢司社長は「50年の歴史を刻み、様々な苦難、逆境を力に変えて節目に到達できたことは主催店や出品メーカーの日頃の尽力のおかげ」と感謝を表明。「どてらい市には磁場がある。なぜかわからないがその場に足を踏み入れると何としてもやらなきゃいけないという気持ちになると話した主催店の方がいる。これもどてらい市の特徴ではないか」と述べた。

■各社の新製品

メーカー各社の新製品が目立った。やまびこジャパンが参考出品した牽引型追従ロボット台車には開幕直後から人だかりが。軽い力で紐を引っ張るとロボット台車が追いかける仕様で、最大200㌔まで載せられる。

明治機械製作所はバッテリー式中圧コンプレッサーを参考出品。「中圧仕様は初めて開発した」という。トラックなどのタイヤの空気圧注入などを見据えており「車に乗せて出張対応などにも使える」という。

クリナップはステンレスキャビネットキッチン「STEDIA」から、9月に新たに加わる天然木ワークトップ仕様を披露。「木目を感じる一方、キッチンで使えるほど排水性を高めた。コーティングは膜厚が一般的な製品の2倍で、重ね塗りにより水に強い。トラップは掃除しにくいが、8時間おきに自動で掃除する業界初の洗浄機能もある」とする(その他出展内容はWEBに掲載します)。



(日本物流新聞2025725日号掲載)