生産性80%向上
DMG森精機はデュアルレーザーシステムを搭載した金属積層造形機「LASERTEC 30 DUAL SLM」の販売を始め、6月末から伊賀事業所(三重県伊賀市)で毎週金曜日に開いている自社展「DMG MORIテクノロジーフライデー」で紹介するほか、同社のウェブサイトでも動画で公開している。
出力600ワットのレーザー照射装置を2台搭載するパウダーベッド方式で、積層速度は最大毎時90cc。「2つのレーザーで同時照射が可能になり、スキャン速度が大幅に改善されたため生産性が最大で80%向上する」と言う。レーザースポット径は最小50から最大300ミクロン。自動車、航空宇宙、医療、金型などの市場を狙う。
フィルターは3千時間以上交換不要で、粉末材は2時間未満で交換できるカートリッジ方式を採用した。定価は税別1億2000万円から。
(2020年8月10日号掲載)