シュマルツ、スプリングプランジャー開発
- 投稿日時
- 2021/10/04 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:21
ホース抵抗による不良解消
シュマルツは、ホース抵抗による動作不良を解消し、吸着不良の発生を抑制するスプリングプランジャー「FSTImc」をリリースした。パットにつながる可動部分とエア配管が連動しないデザインを採用。ホースが振り回されたり、ホース抵抗で引っかかったりすることによる発塵を抑えるコンタミ対策の効果もある。
ブラケットに取り付け可能なSタイプ、アルミフレームなどへ直接取り付けられるPタイプをラインナップ。Pタイプは、アルミフレームを真空回路として使用することで、ハンド部分を完全にホースフリーにできる。ホースや継手などの間接部品コストや組み立ての手間を削減できる点も特長に挙げている。
小型・軽量で柔らかいスプリングを使用。スプリングが内部に収められた構造のため、「とくに繊細なワークを扱う工程、クリーンな環境が求められる工程に適している」という。プリント基板の検査工程への投入・取り出し、ディスプレイガラスの搬送、バッテリーセルの積層工程など、繊細な扱いと素早く確実な搬送が求められる工程にも最適としている。
(2021年9月25日号掲載)