労働安全衛生規則改正背景に
ピカコーポレイションのトラック昇降ステップ(手すり付き)「DXF-TE」の引き合いが増えている。中でも、段数が4段、天場の高さが1.02から1.45mの「DXF-14TEA」への注目が高まっており、今年10月1日に労働安全衛生規則の一部が改正されることへの対応需要を捉えたのが要因だ。
トラックのあおり部分に取り付けて、荷台への昇降をサポートする「DXF-TE」。折りたたみ式でコンパクトに収納できるのが特長だ。伸縮操作レバーを使って脚部伸縮が可能で、25?_ピッチで調整(最大約43?a)することができる。
また回転スライド収納式手すりを標準装備しており、手すりは裏表どちらでも設置可能である。広い天場を確保しており、作業効率アップと作業の安全性向上に貢献する。オプションの連結足場板を取り付けると、より安全に効率よく作業することができるので、多くのユーザーが連結足場板も一緒に購入している。
同商品への需要の高まりは本年10月1日に労働安全衛生規則の一部(令和5年厚生労働省令第33号)が改正される背景がある。同改正では昇降設備の設置義務が、従来の最大積載量5トン以上に加え、最大積載量2トン以上(5トン未満)の貨物自動車も対象に含まれる。昇降設備の構造は、手すりのあるもの、踏板に一定の幅や奥行のあるものが望ましい、とされる。
担当者は「ご相談いただければ『DXF-TE』に加え、DXF、DXL、DXR、Danchi(ダンチ)などをはじめとした、その他の昇降設備や特注なども、現場ニーズに合わせて、ご提案を行えるので気軽にお問合せしてほしい」と話した。
(2023年7月10日号掲載)