日本ユニシス・エクセリューションズ、3DAツールから新版
- 投稿日時
- 2021/12/31 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:22
グループ単位の部品管理容易に
日本ユニシス・エクセリューションズは、3DA(3次元製品情報付加モデル)のエンジニアリングツール「3DAviewmeister V2.0」を発売した。デジタル検図、加工、計測などの工程で、3DAデータの活用を拡大するための機能を充実させた。
3DAviewmeisterは3Dモデルと3DAモデルの閲覧機能に、計測、注記などの機能を加えた可視化ツール。設計工程の情報であるCADの3D幾何情報のほか、PMI属性、レイヤー、グループを保持する。NC、計測、解析などのデータも重ねて表示できることから「従来の図面作業から3Dモデルを使った完全なデジタル生産に移行できる」としている。
バージョンアップでグループ対応を可能にした。Windowsエクスプローラーに近い感覚でグループ単位での表示ON・OFF、グループ色モードで表示できるというもの。部品をグループ単位で管理できるようにすることで、3Dデータの視認性を高めた。
3Dデータの投影面積や勾配角度を算出し、結果を注記としてデータ上に表示する評価機能も搭載した。そのほかにも画像を3Dデータに重ね表示したり、NCデータを取り込んで3Dデータ上に経路を表示したりといった機能も盛り込んだ。
次のバージョンでは、JT形式やSTEP形式の入力インタフェース、「CADmeister」データを直接入力する機能を提供する予定。さらにクラウドサービスやPCだけでなく、タブレット端末でも稼働できるように、「マルチプラットフォーム化を進める」とした。
(2021年12月25日号掲載)