ダッソー、ソフト定義型自動化システム企業を買収
- 投稿日時
- 2025/08/05 09:01
- 更新日時
- 2025/08/05 09:10

生産ラインの柔軟性向上に寄与
ダッソー・システムズは7月9日、ソフトウェア定義型オートメーションシステムの開発を手掛ける独アスコン・システムズ・ホールディングスから、アスコン・キューブ技術を買収したと発表した。
本技術は、工場の自動化システムや機械の最適化・管理における新手法。需要の変化や新製品の導入に合わせて適応・変更することが困難であった従来の生産ラインを、AIの活用やモデルベースのソフトウェエアプラットフォームを通じた設計、構築、制御を行うことで、迅速な生産変更、品質向上、資産活用の最大化を支援する。
ハードコーディングされた非効率・非柔軟なPLCによる異種混合生産システムの克服に焦点を当てたSaaS対応技術では、アスコン・キューブ技術を活用することで、自動化プロセス全体の相互運用性と柔軟性が大幅に向上した。
同社は本技術を、3DEXPERIENCEプラットフォームの一部として展開しているDELMIAと統合する。これにより、「バーチャルツインの活用、AIエンジンの学習強化、顧客の知的財産保護を一体化した3D UNIV+RSESの展開を加速する上で、重要な一歩となる」とする。
(日本物流新聞2025年7月25日号掲載)