メカ要素設計が自在に
THKは7月20日、ロボットの関節機構に適したモジュール型のアクチュエータである回転モジュール「RMR」の受注を開始すると発表した。剛性に優れた同社製のクロスローラーリングを回転機構の主軸受とし、減速機モーター・エンコーダー・ブレーキなどの要素を一体化した。「ロボットの関節部に必要なメカ要素がすべて備わっているため、そこにアーム部品や直動モジュールを自由自在に組合わせることで、幅広い設備に適したお客様独自のロボット設計が可能となる」と言う。
RMRのラインナップは#10、30、50、70の4種類。中空構造により配線ケーブルやチューブなどの取り回し性が高い。アーム部品、直動モジュールと組み合わせるだけでなく、回転部の軸数、アームのリーチ長、可搬重量など様々な仕様に合わせて自在にメカ要素を設計できる。ユーザーの要求仕様に合わせて制御機器を含む装置の提案をTHKグループで行うことも可能という。
(2022年8月10日号掲載)