ヤマザキマザック、立形MC 5軸用自動化システ
- 投稿日時
- 2020/11/24 16:32
- 更新日時
- 2024/08/19 13:19
教示と移動を容易に
ヤマザキマザックは、立形マシニングセンタ、5軸加工機用の自動化システム「MA(MILL ASSIST)シリーズ」を発売した。アームロボット、ストッカ、専用ソフトウェアで構成。素材の搬入から完成品の搬出まで自動化する。
立形MC「VCN・VTCシリーズ」と5軸加工機「VARIAXIS Cシリーズ」に対応する。対応可能な最大ワークサイズは幅400×長さ150×高さ200?_(最小はいずれも30?_)。ラインナップとして、最大質量14?`グラム、28?`グラム対応の2機種を製品化した。
立ち上げは専用ソフトウェアに従って必要な情報を入力するだけ。煩雑なティーチング作業を不要にした。「1加工品あたり、5~10分程度のプログラム入力で段取りが完了する」という。ストッカは素材と完成品の多段積みが可能。一度の段取りによる長時間の無人運転を図った。
ワンユニット化したシステムのため、市販のハンドリフトで簡単に移動できる。MAシリーズと工作機械本体の位置調整をするだけで据付けが完了。新規設置だけでなく、工場レイアウト変更に伴う機械移設にも柔軟に対応する。販売価格は税別1080万円(最大質量14?`グラム対応)から。年間60台の販売を目指す。
(2020年10月25日号掲載)