イグス、加工時間を46%削減
- 投稿日時
- 2021/11/26 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:21
屈曲に強い新PROFINETケーブル
イグス(日本法人:東京都墨田区、吉田剛代表取締役)は10月27日、機械や装置などの可動部での使用を想定した耐屈曲ケーブル「チェーンフレックス」から、新たにPROFINETケーブル「CF898.061.FC」を開発したと発表した。
PROFINETケーブルは大容量のデータでも毎秒最大100Mbitで伝送でき、工作機械やマテリアルハンドリング分野で多く使用されている。イグスは今回、チェーンフレックスPROFINETケーブル用の簡単なコネクタ取付技術を開発。ストリッピングツールにケーブルをセットして外被を剥ぎ取り、コネクタを挿入するだけでハーネス加工が可能な仕様とした。この技術により、CF898.061.FCの加工時間をケーブルをペンチで剥ぐ従来の方法と比べ最大46%短縮できる。
同社の他の可動ケーブルと同様、ドイツの試験施設で耐久試験も実施。現在進行中のテストでは、780万ストロークを超えて不具合は起きていないという。最大36カ月の無償交換保証サービスも実施する。
(2021年11月25日号掲載)