ハイパワーながら環境負荷低減
デンヨー(白鳥昌一社長)は、最大溶接電流400Aのディーゼルエンジン炭酸ガス溶接機「DCW?400LSE」を2月1日に発売した。
最大溶接電流350Aの「DCW?350LS」の後継機で、炭酸ガス溶接の最大溶接電流を400Aまで引き上げ、最大ワイヤ径1.4?_ワイヤへの適用を可能にした。手溶接、ガウジングのモードにおいても400A出力が可能で、大幅な作業効率の向上に貢献する。溶接制御にはインバータを採用、低電流から高電流まで安定したアークが得られ、電圧変動を抑えたことからビード端の揃った美麗な外観に仕上げられる。
新型の溶接モニタはシンプルデザインながら「炭酸ガス/ガウジング/手溶接」のモード切替機能やガスチェック機能、ワイヤのインチング機能などをワンタッチで操作できるほか、溶接条件の詳細設定も簡単に行える。
「スローダウン装置や電撃防止機能といった安全配慮に加え、不測の事態によりエンジンオイルなどが漏れた場合でも、機外への流出を極力抑えるエコベースを標準装備しており、環境負荷低減を求められる現場でも安心してご使用いただける。」(同社)。
また、第3次排出ガス対策型建設機械・超低騒音型建設機械指定機としても認定されている。
(2021年2月10日号掲載)