位置決め精度±1?o以下の自律走行ロボ
DMG森精機は10月1日、加工ワークの搬送や着脱を含む工場内搬送を自動化する自律走行ロボットシステム「WH-AGV 5」を発売した。
同製品は自社開発の無軌道型AGVと協働ロボットを組み合わせた、自律走行可能な搬送システム。磁気テープやマーカーがなくとも工場内を自由に走行でき、最大高さ35?_のケーブルダクトなど、工場内の段差に対する走破性を有する。ロボットアーム先端に搭載したビジョンセンサによる位置/姿勢の補正技術により、位置決め精度は±1?_以下を実現。工作機械に対しダイレクトでワークを着脱できる。
同製品を用いた自動化システムは従来のロボットシステムと異なり、工場内全体の生産設備を接続し有効活用することが可能。生産数の変動などの諸状況に応じ柔軟に工程変更できる。WH-AGV5の単体購入も可能で、既存機へ後付けもできるため「変種変量生産が多いSMEs(従業員100名以下の企業)も活用しやすいシステム」(同社)という。
なお、WH-AGV 5は10月20日からの4日間、ポートメッセなごやで開催される「メカトロテックジャパン2021」で披露する予定。
(2021年10月10日号掲載)