ソディック、V?LINE竪型単動射出成形機「VT50」
- 投稿日時
- 2020/11/24 10:14
- 更新日時
- 2024/08/19 13:18
20%のサイクル短縮実現
ソディックはV?LINE竪型単動射出成形機「VT50」(=写真)を11月1日に発売した。型締力490kN(50トン)。
独自開発の可塑化・射出装置「V?LINE」を搭載した。可塑化と射出が分業化された構造のため可塑化計量時・射出時の不安定要素が取り除かれ、安定した計量・射出が可能になるのが特徴。さらに新製品のVT50では新開発のハイブリッドトグル機構の採用により、型開閉・型締動作時間の短縮化を図り、従来比20%のサイクル短縮を実現した。同社では、「プラスチックと金属部品を一体化させるインサート成形をターゲットに型開閉を高速化できる。狭ピッチ化・低背化を極める精密コネクタなどの精密成形分野での生産性向上に貢献する」という。
また、従来機より横方向のタイバー間隔を60ミリ拡大してタイバー内面積を従来比116%とした。これにより成形品の複雑形状に伴う金型の大型化やスライドコアを有する金型などにも対応できる。
オプションとして射出高速高圧仕様や超高応答な「LDDV=リニア・ダイレクト・ダブル・バルブ」を搭載した高応答仕様も選択可能。IoT対応の新技術を搭載し、生産効率・品質向上に直結する監視・保守・分析も充実させた。
(2019年11月10日号掲載)