レナトスロボティクス、安川電機より資金調達
- 投稿日時
- 2024/02/29 18:00
- 更新日時
- 2024/02/29 18:00
産ロボと自動倉庫で無人化目指す
高効率の自動倉庫を開発・提供するロボットベンチャー、RENATUS ROBOTICS (レナトスロボティクス)は、安川電機から、SAFE型新株予約権の発行による資金調達を実施した。同社の最先端の自動倉庫システム「レナトス」と、安川電機の産業用ロボット、ACサーボモータのシナジーにより、グローバルにおける物流現場の完全無人化を目指す。
同社のレナトスは、縦横に自在に移動する高速シャトルと独自のアルゴリズムを組み合わせた自動倉庫システム。独自設計と独自の配車アルゴリズムにより、これまで困難とされていた大規模棚におけるワンストップ梱包を実現。従来に比べピッキング人件費を最大50%削減する。また同時に自動倉庫システムの導入コストのうち10?30%を占めていた荷合わせ工程の搬送コンベアが一切不要となる。そのためシステム全体のコストが大幅に削減される上、これまで搬送コンベアが占めていた面積を保管エリアにできるため、圧倒的な面積効率を実現できる。
「安川電機との協業においては、AIピッキングシステムを活用したピッキング工程の無人化、AIバンニング/デバンニングシステムを導入したバンニング/デバンニング工程の無人化などでのシナジーを見込んでいる。資金調達の使途については、当社が現在進めている1号倉庫の建設プロジェクト、および2、3号プロジェクト以降に向けた開発を更に加速させる」(レナトスロボティクス・堂本拓磨広報)
(2024年2月25日号掲載)