スガツネ工業、産業用機構部品プライベートショー
- 投稿日時
- 2024/08/19 18:00
- 更新日時
- 2024/08/22 12:35
テクノフィールド事業部単独では初
スガツネ工業の産業用機構部品を手掛けるテクノフィールド事業部は7月26日までの3日間、東京国際フォーラムでプライベートショー「SUGATSUNE DESIGN EXPO 2024」を行った。テクノフィールド事業部単独でプライベートショーを行うのは初めて。同社の担当者は開催理由について「4年ぶりに刷新した総合カタログを周知する目的もあるが、当社の製品は見て、触って、体感してもらうことが重要。実際の活用事例のモックなどを用意して、より使用イメージがしやすいよう工夫した」と話す。
各種ヒンジやスライドレールなどが並ぶ中、会場の最初に提案したのが、2009年にベースコンセプトを発表したMDT(MOTION DESIGN TECH)。MDTは多彩な動きを創造するための同社独自の技術で、どこでも止まる「フリーストップモーション」やかるがる開く「アシストモーション」、新たに追加したなめらかに動く「マルチリニアモーション」など6つの動きを実際に体感できるように展示した。
他にも、人手不足が深刻になる中、現場ではロボットの活用が盛んになっていることを受け、人だけでなくロボットも作業がしやすい環境構築に向け各種機器を提案する様子がうかがえた。既に欧州の自動車メーカーで採用されている電動アシストステー「Powerise」を産業機械の扉向けに提案するデモには人垣ができた。「扉の開閉を自動化することでロボットティーチを最小限化しサイクルタイムも削減する」という。
9月4日からは愛知県(刈谷市産業振興センターあいおいホール)、11月13日からは大阪府(天満橋OMMビル2F Aホール)でも同様の展示会を開催する。
産業機械扉の自動開閉向けに提案する電動アシストステー「Powerise」
(2024年8月10日号掲載)