村田ツール、ディスクの高さ自動調整するバリ取り機
- 投稿日時
- 2025/08/20 09:00
- 更新日時
- 2025/08/20 09:00

段取り9割減
村田ツールはバリ取り用のディスクの高さ調整を自動化した板金用バリ取り機「DB1000F」を発売した。従来機では5分から10分かかっていたディスクの高さ調整などの段取り時間を、10分の1程度にまで削減する。最大で幅1000×高さ50㍉のワークに対応。本体の標準価格は税込1500万円。
レーザー加工やパンチプレス後ではドロスやスパッタ、バリなどが発生する。主流だったブラシ式のバリ取り機ではレーザーによる硬いドロスやスパッタの除去が難しく、同社は2023年に重切削が可能なディスク方式のバリ取り機「DB-1000H」(以下従来機)を開発。DB1000Fは従来機のディスク高さ調整機能をサーボ制御化するなどより強化しており、段取り時間を大幅に削減できるようになった。
短冊や長物ワーク用に、機内にワークを抑えて暴れを防ぐローラーを標準で3式搭載。コンベヤ中央にマグネットがあり磁性体の小物ワークの加工時のずれも防げる。オプションのリターンコンベヤで1人作業にも対応した。
(日本物流新聞2025年8月10日号掲載)