工作機械回転テーブルを高速化
THKは11月5日、回転時の発熱を抑え高速旋回性能を追求した高速ローラーリング「RT形」の受注を始めた。用途の一つである工作機械は5軸以上の複合加工機の需要が近年高くなっていることに応えた。
RT形は高速性に対応するため、高速旋回に適した3列ローラー接触構造を採用。回転時の発熱を抑制したことで既存の33~5倍となるDpw・N値30万を実現した。内外輪に取付穴を設けることで軸やハウジングへの直接固定ができ、製品を組付けるために必要な周辺部品を削減することが可能という。
全4形番をラインナップ。加工機の回転テーブルの回転速度を高速化し、タクトタイム短縮に貢献する。
(日本物流新聞2024年12月10日号掲載)