ジェイテクト、小型研削盤から小ロット向け高品質仕様
- 投稿日時
- 2022/09/07 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:20
全5機種で量産までカバー
ジェイテクトは8月3日、主力の円筒研削盤から小型機2機種を市場投入した。同社は今年から円筒研削盤のリニューアルを行っており、4月には小型円筒研削盤の「G1シリーズ」から価格を抑えた量産向けの「タイプB」など3機種を発売している。今回は同シリーズに、小ロット向けの高品質機種「タイプG」「タイプL」を追加。小型シリーズとして全5機種をそろえ、量産から小ロットまで用途に応じた機種を提案する。
G1シリーズは直径100?_以下のワークサイズに対応する小型機。変形や熱変異を複合的に解析する技術の搭載により、連続稼働時の寸法変化を抑制する。加えて今回発売したタイプG・Lは、プログラム作成時間の短縮や単品加工の効率アップにつながるよう、操作性を向上。電気信号で機械を操作する「ステアバイワイヤハンドル」により切り込みやテーブルトラバース操作を行える。
タイプLは、熱マネジメントの徹底により熱伝導を遮断することで暖気運転をゼロに。リニアスケールの搭載により、微細切込みも可能にした。検知システムで加工前にといしの先端位置を把握することが可能で、寸法のばらつきを従来比半分に抑えるなどサブミクロン精度を求めるユーザーに対応する。
価格はタイプGが880万円、タイプLが1450万円(いずれも税抜き)から。
(2022年8月25日掲載)