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YKK AP、初のプライベートショー開催

投稿日時
2024/10/24 18:00
更新日時
2024/10/24 18:00
窓施工ロボを初披露

 YKK AP927日までの3日間、東京ビッグサイトの南展示棟を使用して同社単独では初めてのプライベートショー「YKK APフェア2024」を開催した。住宅事業者、建築・設計関係者などのプロユーザーを対象にした展示会で、窓・ドア製品やエクステリア、内装材など同社の商品を一堂に展示するだけでなく、展示会場中央には実物大のモデルハウス2棟やビルの壁面を再現した構造物などを設置した。
 会場で特に注目を集めたのが窓施工ロボットシステム「MABOT(マボット)」。非木造建築への取り組みとしては業界初で、協働ロボットとAMR(自律移動型搬送装置)を組み合わせたシステム。窓枠を設置する「Alignmenter01(アライメンター01)」と設置された窓枠を自動溶接固定する「Welfixer01(ウェルフィクサー01)」の2機種をデモ出展した。
 安川電機製の協働ロボットを活用したAlignmenter01は、ビルなどで一番よく使用されるEXIMA31シリーズの窓枠を把持すると、墨出しを頼りに位置を割り出し窓枠を設置。エフェクターに付けられた機構によって設置位置を保持すると、エフェクターごと窓枠を離して現場を離脱し、ファナック製の協働ロボットに溶接機能を持たせたWelfixer01が取付金具などを設置・溶接する。
 今後、実現場での実証実験を進め、「2028年には実運用にもっていきたい」と同社担当者は話す。

(日本物流新聞1010日号掲載)