ニデックマシンツール、ニデックオーケーケー、TAKISAWAの3社は7月24、25の両日、埼玉県上尾市に開設した「東日本テクニカルセンター」を販売代理店や報道機関に公開し、約350人が訪れた。センターはショールームやテストカット、技術研修、イベント開催の機能をもつ。近隣にあったオーケーケーの営業所、TAKISAWAの展示場を集約。マシンツールにとっては建設中の総合展示場「グローバルテクニカルセンター」（滋賀県栗東市、来年2月竣工予定）に次ぐ2つ目のショールームとなった。

マシンツールおよびオーケーケーの二井谷春彦社長は「工作機械4社（大型横中ぐり盤など製造の伊PAMAを含め）は世界に13工場をもち、15カ国に販売している。各拠点をうまく活用し世界中のお客様に製品を届けたい。大安に来年2月にオープンするものを含め、中国、インド、欧州などに4社のグローバルテクニカルセンター（栗東市の拠点もその1つ）開設の構想もある」と挨拶した。

このセンターは3階建て、延床約1200平方㍍。1階の展示場に各社の立・横・門形マシニングセンタや旋盤、複合加工機を計8台展示し、事務所（2階）、約50人が受講できるセミナー室（3階）ももつ。二井谷社長は「訪れたお客様に他社の他の機械もいっしょに見せられるので半年、1年先の販売の機会が増える。展示内容に歯車加工機や金属3Dプリンターなども加えていきたい」と言う。

二井谷春彦社長

（日本物流新聞2025年8月10日号掲載）