シーメット、中国製3Dプリンターを販売
- 投稿日時
- 2022/05/23 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:20
保守サポートも提供
ナブテスコグループで産業用レーザー方式光造形装置(液体樹脂を用いた3Dプリンター)を製造・販売するシーメット(神奈川県横浜市)は3月1日、光造形装置メーカーで中国最大手のUnionTech社の「Lite600 2.0」(=写真)の販売を始めた。UnionTech社と日本における販売代理店契約を締結。荒井誠営業部長は「販売だけでなく、装置導入サービス、導入後の保守サポートなどを自社製品同様に行える」と言う。
シーメットは日本製光造形装置のパイオニアとして1990年以来30年以上の実績がある。Lite600 2.0は造形サイズ600×600×400?_、積層ピッチ0.1?_で価格は約2000万円。同社がもつ造形幅800?_および400?_の製品ラインナップに加えたかたち。「造形サイズのバリエーションが増えたほか、他社製の造形幅600?_サイズでは4千万円前後するため価格的な利点も訴求できる」(荒井部長)と自信を見せる。世界で7千台以上の販売実績をもつUnionTech機にシーメットが開発した液体樹脂をセットで販売する。Lite600 2.0はシーメットの横浜開発センター(横浜市緑区)に設置し、加工データを持参すれば造形できる体制も整えた。
(2022年5月15日号掲載)