アイトス・倉敷紡績、立体裁断のワーキングウェア
- 投稿日時
- 2020/12/24 10:04
- 更新日時
- 2024/08/19 13:21
身体への負荷軽減を検証
アイトス(伊藤崇行社長)と倉敷紡績(=クラボウ、藤田晴哉社長)は12月8日、クラボウの特許技術を用いた立体裁断パターン「ムービンカット」を採用したワーキングウェア「ムービンカット」シリーズの最新モデルの作業負荷試験結果を都内で発表した。
アイトスは、ムービンカットシリーズを2002年から販売している。「着やすさ、動きやすさの機能面において高い評価をいただいており、販売累計800万点を超えるロングセラー商品だ」(アイトス)。
今年9月には、より幅広い動きに対応できるよう、さらに動きやすさを向上させたタイプを追加。その機能性を検証するために、着用時の体の動きやすさを測定する試験を行った。一般的な裁断パターンのワーキングウェアとムービンカットの新タイプの同じサイズ、同素材にて作成したサンプル品を被験者3人が着用し、腕を水平、上、下方向へ90度動かして筋電図測定。その結果、ムービンカットの新タイプは一般モデル比で13?23%の負荷軽減効果を確認したという。
「動きやすさなど、ムービンカットの機能面の優位性が立証できた。今後は製造業、建設業、農業、サービス業など、様々な業界に特化した製品を開発、展開していきたい」(伊藤社長)
(2020年12月25日号掲載)