中信ビジネスフェア、伝統と新しい価値の融合促す
- 投稿日時
- 2024/11/04 18:00
- 更新日時
- 2024/11/04 18:00
業種の垣根超え362社出展
京都を中心とした地元企業の異業種交流複合イベント「第36回 中信ビジネスフェア2024」が10月9~10日の2日間、京都パルスプラザで開催された。モノづくりからDXや食関連の事業者など、幅広い業種の362社が出展した。
開会にあたり、主催する京都中央信用金庫の白波瀬誠理事長は「地域のモノづくり企業に期待するのは、変化の大きい時代でお客様のニーズに合ったモノづくり。一緒に考え、支援していく」と語った。
京都中央信用金庫のグループ会社である京都アンプリチュードは、京都の職人技と資源を活かしたホテルや店舗向けのインテリア家具や内装材を手がける。和傘照明や西陣織のチェアーなど、伝統と新しい発想を融合させた家具を展示した。
NKEが出品した超小型アシストスーツ「Airsapo」は、京都の伝統工芸の「京くみひも」を使った人工筋肉を搭載。腰を引き締めながら体幹をアシストし、軽・重作業時の腰への負担を軽減する。
ダイワアドテックの移動式台車・架台の「うんぱんマン」は、フットペダルを踏むだけでキャスターが下降し、ロックペダルを踏みこめばロックを解除できる。狭い場所でも簡単に切り替え可能で、しっかりと固定して作業も行える。協働ロボットの専用架台もラインナップにあり「水平位置を変えず、簡単に切り替えできるので、ロボットの段替え時間が圧倒的に短くなる。売れ行きが大変よく、デモ機もひっぱりだこで順番待ち」(営業部・西澤和孝専門係長)と高い需要をうかがわせた。
挨拶する京都中央信用金庫・白波瀬誠理事長
(日本物流新聞2024年10月25日号掲載)