キャボット社、箕面の物流施設に国内初投資
- 投稿日時
- 2026/02/17 08:53
- 更新日時
- 2026/02/17 10:34
キャボット・プロパティーズ(Cabot Properties、以下キャボット)は、関西圏の賃貸可能面積6202坪(20502㎡)の先進的物流施設を取得したことを発表した。同社は物流不動産に特化した不動産投資会社で米国や欧州、アジア太平洋地域で物流不動産への投資・開発・運営を手がける。取得した物件は大阪府箕面市森町西に位置し、キャボットにとって日本国内における初の投資案件となる。
同物件は2021年に竣工した地上4階建ての先進的物流施設で、大型トラック12台が接車可能なトラックバース、天井有効高5.5m、トラックバース奥行き12.5m、駐車場41台分を備え、効率的な物流オペレーションを可能とする仕様。バッテリーフォークリフトの充電設備や太陽光発電への対応も可能な設計とするなど、環境にも配慮している。建築環境性能評価制度CASBEE(建築環境総合性能評価システム)でAランクを取得しており、現在、満床稼働している。
キャボット・パートナーズ・ジャパン在日代表の西村由宇氏は「戦略的な立地性と高い機能性を兼ね備えた最新鋭物流施設への本投資を通じて、日本の物流不動産市場における当社の足掛かりを築けたことを嬉しく思う。日本におけるEC市場の拡大を背景に、関西圏のサプライチェーン関連の需要が堅調に成長している。今回の取得は、人口集積地における旺盛な消費動向を捉えるクラスAの物流施設へ投資するという、当社の戦略を改めて示すものだ」とする。
同施設は「箕面ロジスティクスパーク」内に位置し、大阪都心部から25km圏内に立地。関西圏の人口をカバーする消費地へのアクセスに加え、新名神高速道路に近接していることから、名古屋、岡山、広島といった主要都市圏への広域物流にも対応ができる。
キャボット・プロパティーズ CEOのFranz F. Colloredo-Mansfeld氏は「日本の物流不動産市場への参入は、当社の投資戦略における極めて重要なマイルストーン。キャボットはアジア太平洋地域への展開を本格化させてきた。今後も2026年以降を見据え、米国、欧州、APACの主要物流市場において優良な投資機会を追求する」とコメントする。
同社によれば大阪の物流不動産の空室率は約4%と低水準で推移。一五不動産サービスによると関西圏の需給バランスは今後も安定的に推移する見通しといい、2025年における新規供給量および新規需要量はいずれも約160万㎡と試算される。
(2026年2月17日掲載)