ABB、スマホで使えるARアプリ
- 投稿日時
- 2020/11/24 16:17
- 更新日時
- 2024/08/19 13:19
ロボットの設置を簡素化
ABBはオフラインプログラミングソフトウェア「RobotStudio」に新たに、拡張現実(AR)機能を活用できる「ARビューア」のアプリを追加した。スマートフォンやタブレットを使って、ロボットオートメーションが、どこでどのようにプロセスに適合するかを、迅速かつ便利に可視化できるもの。RobotStudioで作成された任意のモデルを実際の生産環境に重ね合わせられる。
画面上でフルサイズに拡大したり、様々な角度から回転させ、テストすることが可能。ロボットまたはロボットセルのサイズおよび規模、周辺の既存の生産設備に適合するように、工場のフロアにどのように配置できるかについてのアイデアを得やすくなる。
動作中のモデルも確認でき、サイクルタイムのチェックもできる。アニメーションの特定の時点にすばやく移動することができ、パフォーマンスを向上させたり、潜在的な問題を特定する方法を見つけることが可能だ。アップルストアとグーグルプレイストアにて無料で利用でき、互換性のあるスマートデバイスでも閲覧できる。ABBでは「個人でもグループでも利用できる。ロボットを初めて導入する企業や、これまで導入計画を立てるための時間やリソースが不足していた企業に最適」としている。
(2020年9月10日号掲載)