金型工業会「天青会」、新会長に中村氏(ニッシン・パーテク)
- 投稿日時
- 2024/06/07 18:00
- 更新日時
- 2024/06/07 18:00
(一社)日本金型工業会東部支部の若手経営者でつくる天青会(1973年発足、正会員36社、賛助会員24社)は5月10日、定時総会および懇親会を東京・台東区の上野精養軒で開いた。正会員、賛助会員ら50人ほどが出席した。
天青会は1年間の任期を経て退任する家田護会長(日本彫研工業社長)の後任に中村稔氏(ニッシン・パーテクチュアル社長)を選んだ。中村氏は「『伝統と革新』というテーマで進めていく。当社のようなヘッダー金型を製造する企業は大手でも苦境にあるところがある。型屋は好調な自動車メーカーについていけばやっていけたのが、この2、3年で潮目が変わった。伝統を守らねばならないが、これから必要なのは若いパワーによる革新。それが日本のモノづくりの未来を左右する。その一翼を担えるような活動を企画していきたい」と挨拶した。
昨年発足50周年を迎えた天青会は、記念式典や勉強会(ソディック、日進工具、プラモール精工などの工場見学や講演会)を実施。今年度も有識者セミナーや異業種モデル企業の工場見学などの活動を計画している。
(2024年5月25日号掲載)