スターテクノ、ロボットでバンパー穴あけ
- 投稿日時
- 2023/02/27 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:19
ロボットによる切削加工の提案が広がりを見せている。ロボットSIerのスターテクノ(愛知県岩倉市)は2月8・9日、名古屋市で開かれたTECH Biz EXPOで自社製の「汎用バンパー加工機」を実演して見せた(=写真)。射出成形された樹脂部品を対象にセンサーなどを取り付けるための丸・楕円・三角・四角の穴を、垂直多関節ロボットの先端に取り付けた刃物であける。
実際のシステムは4台のロボットで構成。下側の2台がワークを固定し、上側の2台が穴あけする。国内のほとんどの大手自動車メーカーには1台ずつ納入し、ティア1、2を含めるとこの8年で100台以上納めたという。「ユーザーの要望で刃物は既製品を採用するが、ワーク材質に合わせて耐摩耗性や切れ味を重視した刃物を当社で選定する」(営業部の加藤和由紀課長)そうだ。
(2023年2月25日号掲載)