芝浦機械、インドに射出成形機工場開設
- 投稿日時
- 2024/08/14 18:00
- 更新日時
- 2024/08/14 18:00
同社グループ最大の生産拠点に
芝浦機械は、インド市場における自動車、IT、医療分野を中心とした射出成形機の設備投資需要増加への対応や周辺諸国への販売拡大を目指し、チェンナイの海外関係会社シバウラマシンインドの現工場の隣接地に約40億円の投資を行い、第2工場を開設する。
新工場の面積は現工場の約2倍となる1万6千平米に最新の大型クレーン、塗装ライン、自動倉庫を完備した芝浦機械グループ最大級の工場となる。
「ライン生産とセル生産のハイブリッド工程の導入や最新の生産管理システムの導入により生産効率が改善し、既存工場と合わせ射出成形機の生産能力が現在の年間1200台から年間4000台と3倍以上に拡大する。新工場は超大型の射出成形機に加え、芝浦機械グループの他の製品も生産可能となるフレキシブルな工場になる」(同社)
新工場にはテクニカルセンターも併設し、同社の最新鋭のテスト設備を設置。最新の成形技術、制御技術、IoTを活用した成形テストや、自動化、省人化を促進するシステム設計の検討も可能にする。さらにCO2排出量削減等の環境負荷低減を目的とした太陽光発電設備の導入やグリーンビルディング認証の取得も目指すなどサステナブルな製造拠点となる見込みだ。
「当社の射出成形機は、自動車、家具家電、医療器具、生活雑貨、玩具、筆記用具など、人々の生活基盤を支える様々な産業で活躍し、北米、中東、東・西アフリカ、アセアン地域を中心とした全世界45カ国以上の国や地域で使用いただいている。今回の第2工場開設によってインド国内外での販売・サービス体制をさらに強化すると共に、テクニカルセンターを通じて、お客さまに当社の最新技術を提供していく」(同社)
(2024年8月10日号掲載)