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ワルタージャパン、高硬度材旋削加工向けCBNチップ

最新コーティングで耐摩耗性向上

 ワルタージャパンはこのほど、旋削加工向けCBNチップ材種「WBH20C」を発売した。WBH20Cは、HiPIMSコーティング法を用いたハードターニング用途のコーティングCBNチップ。「CBNチップへのHiPIMSコーティングの適用は業界初となる。TiAlN+ZrN被膜の密着性が高く、コーティング前処理プロセスと合わせて特許出願済み。高純度のCBNとの組み合わせにより、プロセス信頼性と耐摩耗性の両方で高いパフォーマンスを発揮する」(同社)。
 レパートリーにはISOチップ(ワイパー刃あり/なし)、WL倣い旋削加工システム用チップ(V形状およびフルR)を揃える。倣い旋削加工システムは独自機構によりチップとホルダーを強固にクランプ。工具の安定性を高め切れ刃の微小チッピングを抑制し、工具寿命を延ばし高品質の倣い旋削加工とダイナミックターニング加工を実現する。
 「連続切削と軽断続切削において、高硬度材の仕上げ加工用途で従来の研削加工での仕上げに置き換えられる切削加工になる」(同社)。 

2023310日号掲載)