ボトル開栓トルク測定機能を追加
東日製作所は4月22日、ボトル容器のキャップ開栓トルク測定専用測定モードを搭載したデジタルトルクメータTME3シリーズを発売した。
デジタルトルクメータは4本のクランプでワークを固定し、手でねじった時のトルク測定に使用する。密封性能や使いやすさなどをトルクとして測定・評価できるため、電子部品や化粧品容器などの製品開発や生産時の抜き取り検査などの品質管理で活用される。
TME3シリーズに搭載されたボトル容器の開栓トルク測定機能は、ペットボトル容器などのキャップをひねって樹脂がねじ切られた際のトルク値を確認できる機能。ボトルが回り始めるトルク(1次ピーク)とブリッジが切れるトルク(2次ピーク)を検出でき、ピーク検出に必要なトルクの落ち込み幅を設定できるため、不安定領域の誤検出を防ぐことができる。
4本のクランプのポール形状を見直すことで、チャック可能径を最小7?_にし(最大は190?_)、Bluetooth通信が可能なTME3-BTLシリーズも用意。Windowsやi-OS機器へのデータ自動入力や、市販の伝票電子化システムとの連携もできる。TME3とTME3-BTLそれぞれに測定範囲に応じて5機種を用意。2~2000cN・mをカバーする。
(2024年5月15日号掲載)