THKは文化施設の展示ケース用の免震テーブル「VIT型」の受注を10月に始めた。博物館や美術館などで歴史的文化財を収納する、外周4面をガラスで覆った行灯型独立展示ケースを主なターゲットとする。震度6弱以上の大地震を想定した免震性能をもつという。
VIT型は薄型設計(高さは最小96?_)。免震構造は支承(直動案内)・復元(ばね)・減衰(粘性ダンパー)の機能を有し、展示用ガラスケースの真下に設置する。ボール循環方式による転がり案内ユーティリティスライドUGR、粘性ダンパーによる減衰機構、引張ばねによる復元機能をもつ。600?1200?_角の4サイズを用意し、アジャスタ、キャスタ、スライド巾木(いずれもオプション)を取り揃える。
(2023年11月10日号掲載)