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テルミック、売上拡大で物流と新拠点に投資

既存の自動倉庫の隣にほぼ同等規模の自動倉庫を増設する

自動倉庫の規模を倍に

 テルミック(愛知県刈谷市)は、約11億円を投じ常滑市の拠点「りんくう常滑営業所」に2基目の自動倉庫を導入した。10月に稼働開始予定で、保管量が従来の約2倍(約1500ケースから約3000ケース)に高まる。同社の売上高は一昨年に43億円、昨年51億円、今期61億円(計画)と拡大傾向にある。長谷川良DMEOは「(今回の投資で)年間100億円規模の売上にも対応できるようになる」と話す。
 同社は自社のプラットフォームで加工依頼を受け付け、各地の協力会社や自社で加工し品質保証を行ったうえで提供する。りんくう常滑営業所は物流ハブの機能を備え、各地で加工した品物を一時保管し、出荷する。
 同社の年商は1基目の自動倉庫を導入した2015年時点の約10億円から大幅に伸びており対応が難しくなっていた。将来的に100億円規模の売上にも対応するため自動倉庫の増設に踏み切った。
 成長に伴い営業所も新たに設ける。8月に福岡市中央区に「博多オフィス」を開設。長谷川DMEOは「九州は今、設備投資額など成長率が高い。九州に近い我々の島根オフィスの売上も計画比200%超えと好調だ」と狙いを語る。なお営業所の開設は名古屋と都内に続く今年3件目。

2024810日号掲載)