A&Cサービス、パレタイズと荷崩れ防止策を一体化
- 投稿日時
- 2024/11/18 18:00
- 更新日時
- 2024/11/18 18:00
ストレッチフィルムの置換えで関心増
空圧機器などの販売からメンテナンスまで手掛けるA&Cサービスは、10月25日までの3日間、東京ビッグサイトで開催された包装関連見本市「TOKYO PACK2024」(主催:〈公財〉日本包装技術協会)で、スター精機の低全高ロボットパレタイザー「PXT-1200A」と接着剤を段ボールに塗布し荷崩れを防止する「グルーマスター」を組み合わせたパレタイジングシステム「スマートロボットパレタイザー」を初披露した。
PXT-1200Aはコンパクトな機体が特徴(H2000×W1950×D1750㍉)で、これまで設置が難しかったスペースの限られる現場でも活用できる。組み合わせるグルーマスターは、水溶性の接着剤を塗布するノズルと供給装置が一体となった塗布装置で、段ボールを多段積みする際の荷崩れ防止に用いる。スマートロボットパレタイザーでは、PXT-1200Aの内部まで敷いたコンベヤ終点に塗布ノズルを上向きに設置。ロボット持ち上げた段ボールの下側から接着剤を噴射することで、段ボールを持ち替えることなくパレタイジングと荷崩れ防止対策を同時に行える。
同社取締役マーケティング部長の高橋康昭氏は「環境対応や包材破棄の問題からストレッチフィルムの使用をやめたいというお客様が一定数いた。そこに、人手不足や労働安全衛生の観点が加わり既に非常に強い引き合いを得ている」と手応えを話す。
(日本物流新聞11月10日号掲載)